Ubuntu 8.04でFirefox 3.5.xを使う

Ubuntu 9.04はapt-getでFirefox 3.5.xをインストールする事ができますが、8.04にはFirefox 3.5.xのパッケージが提供されていません。
仕方が無いので公式で配布されているLinux用をダウンロードして、Firefox 3.0.xと共存させて使用します。

※必ずFirefox 3.0.xを残しておく必要があります。
Ubuntu日本語フォーラムでは、推奨されていないという情報がありました。
こちらでは問題なく動作していますが、実行する場合は自己責任で行ってください。

  1. Firefox 3.5.xをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイル「firefox-3.5.*.tar.bz2」を適当な場所に解凍します。
    $ tar vjxfC ~/Download/firefox-3.5.*.tar.bz2 ~/Download
    ※端末から操作する場合は上記のコマンドで可能ですが、書庫マネージャで解凍してももちろん大丈夫です。
    ※上記はDownloadフォルダにダウンロードしたファイルをDownloadフォルダに解凍する場合です。
  3. 解凍するとfirefoxという名前のフォルダが展開されるので、名前を「firefox-3.5.5」など分かりやすい名前に変更して「/usr/lib」に移動します。
    $ sudo mv ~/Download/firefox /usr/lib/firefox-3.5.*
    ※このようにフォルダ名にバージョン番号を入れておくと、バージョンアップの時に便利です。 ※「/usr/lib」は管理者権限が必要なので「sudo 〜」で実行します。
  4. FlashPlayerなどのプラグインをインストールする場合は、「plugins」フォルダに移動します。
    $ tar vzxfC ~/Download/install_flash_player_10_linux.tar.gz ~/Download
    $ sudo mv ~/Download/libflashplayer.so /usr/lib/firefox-3.5.*/plugins
    ※上記はLinux用tar.gzファイルをダウンロードした場合です。
  5. Firefox 3.5.x用のランチャを作成します。
    ※デスクトップで右クリック→「ランチャの生成」を実行し、名前欄に「firefox3.5」など適当に入力し、コマンド欄に「/usr/lib/firefox-3.5.*/firefox -profileManager」と入力して「OK」で閉じます。
  6. 作成したランチャをクリックしてプロファイルマネージャを起動し、Firefox 3.5.x用のプロファイルを作成します。
    Firefox 3.0.xから変更があった為、3.5.x用のプロファイルを新しく作成する必要があるそうです。
  7. 新規作成したプロファイルを選択して、「今後このプロファイルを使用する」のチェックを外してからFirefoxを起動します。
    ※ここのチェックを外しておくと、毎回起動時に使用するプロファイルを聞かれます。Firefox 3.0.xを使用したい場合は、Firefox 3.0.x用のプロファイルを選択してから起動してください。

※「firefox-3.5.*」の「*」はバージョン番号に合わせて変更してください。
※以降、Firefox3.5.xを起動したい場合は、毎回ランチャから起動します。

インストールと使用するまでの準備は上記の通りです。
※アップデートの場合は、新バージョンの動作が問題なければ、以前のバージョンのフォルダを、フォルダごと削除して、ランチャのコマンドを変更すればいいだけです。

$ sudo rm -R /usr/lib/firefox-3.5.*

※繰り返しますが、標準付属の必ず3.0.x等のフォルダは残して置いてくださいね。